オンラインで、どこまで指導ができるのか?

ますは、下の二枚のおえかきをご覧ください。

この二枚のおえかきは、年中さん(女児)が同じ日に描いた作品です。
テーマ「あなたの大好きなアイスクリームを食べている絵を描きましょう」です。

左の作品は、指導を行わずに描いた作品です。対面・オンライン問わず、まずは一人で思うように描いてみるから始めます。大好きなアイスクリームは大きく描いていますが、食べている自分とのアイスクリームを持つ手と腕の関係性が描けていません。自信を持って描いている様子がなく、これで本当にいいのかな?と不安げな仕上がりになっています。

それに比べ、右の作品は人物とアイスクリームの関係性が描けています。まだ、アイスクリームを持つ指までは描けていませんが、大きくどっしりと自信を持ち描いた様子が伺われます。木々の表現は工夫が必要ですが、背景にも気を配り、美味しそうにアイスクリームを食べている様子がわかる作品になっています。

この作品の指導では、お手本を見せています。ただ単に「お手本を見て描きましょう」ではなく、オンラインならではの工夫を凝らした見せ方をしています。お子様は興味深くお手本を見る事ができ、制作意欲が湧いて来るのです。

オンライン授業は我が子にできるのか?と考えるのではなく、我が子の弱いところは・・・と何処か心の中で不安に思っている課題は、オンライン授業で明確になります。その課題を解決し先に進む事に、オンライン授業の意味があるのではないかと、オンライン指導を行う中で思う次第です。